決意

日記

 どうも、上司と意見が噛み合わない。
 それはずっと前から気付いていた。
 今の仕事についてからもうすぐ3年になるが、最近になって、もうこれぐらいはできてあたりまえだとばかり言われるようになった。

 工学系の仕事、上司は大事な基本を考えてくれない。
 事務の仕事ですら、普通は現場を一巡するものである。
 現場を知らない私が、頭にすんなり現場が想像できるわけがないのだ……。
 百聞は一見に如かず。なのだから。
 私はただのアルバイトで、いつでも交換できるちり紙だ。

 先日、正社員の方が表彰されているのを見て、それを痛く痛感した。
 現場にすら連れて行ってもらえない私は、軽く扱われても仕方がない。
 仕方のない部分もある。
 私の中で優先順位は家族>仕事だ。なのでいつでも家族優先で仕事は後回しだ。こんな言い方も何だろうが、主人が会社にやすみなしでずっと出勤できているのは、私が会社を休んで、家人の用事をしてきたからだ。 

 うちの課は、私以外、皆、大卒か専門学校卒だ。
 ゆえに頭がいい人ばかり。
 そんな中で、底辺商業高校卒の私が同等の仕事なぞできるわけがない。大卒並みの知識を要求される仕事を、安い時給で私は今しているわけだ。

 買いたたかれている。本当に。
 とても悔しい。
 もともとは短期で入った会社だったが、残留したのは、今の上司じゃない他の方が上司だったからだ。 なのにその方は一年少しで辞めてしまった……。ここから苦悩が始まったわけである。

 以来、今の上司に師事して頑張ってきた私だが、どうしても超えられない学歴差がでてきてしまい、苦戦している。
 仕事ができない=だらけている。真剣にやってない。
 と、最近思われているようだ。

 これは間違いで、私は自分以上に真面目に仕事をする人間はいないと断言してもいいぐらいクソ真面目だ。
 真面目が具現化したら私になるだろう。
 それぐらい私は真面目で、私から真面目を取ったら何も残らない。(悔しいが事実だ)
 仕事ができず、悔しすぎて涙を浮かべそうになったことなど何度もある。
 だが絶対に泣かない。大人として恥だし、泣くのは負けることだからだ。
 私が泣くとしたら、ギブアップを口にした時ぐらいだろう。

 私は仕事をもっとできるようにならなければならない。仕事ができる人間にならなければならない。
 社畜とはそういうものだ。

 もう一つ理由がある。
 大学生の長男が、同じ業種につく予定なのだ。今は県外に居るが就職するときは戻ってくる。狭い業界なので、私がへまをしたら「あの母親の息子は採用しないほうがいい」と思われてしまう懸念がある。
 意地でも仕事を続けて、成果を出す必要があるわけだ。

 凄くつらい。
 物凄くつらい。
 布団にくるまって現実逃避したい。

 だが逃げるわけにはいかない。自分のために長男のために。

「あのおばはんは仕事についていけなくなって辞めた」
ではなく、
「あのおばはんはやりたい仕事をやるために資格を取り、その仕事をするために辞めた」
と、思われながら、退職する必要があるのだ。

 意地でも今の仕事を勉強し、日商簿記2級を勉強して合格し、西洋占星学とタロットを勉強し、体力を保つために気功をやり続けなきゃいけない。(気功を止めると途端に病気になるんだなこれが)

 絶対できる。絶対できる。絶対できる。
 今は地獄の底だが、私はいつだって這い上がってきた。

 なので絶対にできる。

 日商簿記2級を取得して、資格に見合った職に就いてそれなりのサラリーをもらい、副業で占いをするのだ。老後は占いプラス何かの事業で身を立てる。

 馬鹿みたいな文章の羅列だが、本気で叶えるためにあえて形にした。

 一年後には事実になっているのは間違いない。

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